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富士登山

2006年9月2日~3日

リベンジ!

もう何年前になるのだろうか…
富士山に登って山頂で雨に降られ、逃げるように下山したのは。。。
世間で騒がれる「富士山のご来光」この言葉に惹かれて再びチャレンジすることにした。
最近よく山へ誘って頂く方(隊長)が運良く富士登山に失敗している人だったので、数年前から「富士登山」の言葉を吹き込んでいて、計画はしていたのだか天候やら何やらで中々実現叶わず、今年ようやく実行となった訳である。

一番の妨げになっていたのは天候
今年は台風が少ないが、ここ数年毎週土日に台風が集中していて、計画がボツになっていた。
今回も出発前日の金曜日の天気は地元は雨。
ただ、富士の天気が良さそうなので、安心。
それぞれの想いを胸に秘めての登山となった。

当日の朝、良い天気である。
行楽の車も多い。
総勢9名、関西からの合流もある。
富士5合目に集合となっているのだが…思いのほか車が混んでいて少々ヤキモキ。
現地に到着するも、駐車場渋滞で集合時間を1時間先延ばしにする。
これ程の天気…行楽客も多いはず。。。

ようやく駐車場にたどり着き(5合目の駐車場より一段下)荷物を担いで5合目まで歩いて行く。
人がいっぱいいる。
9月だから空いている……甘かった。。。
お山は繁盛 繁盛!
取り合えず、お昼ごはんを食べなくては…と言う事で一軒のお土産屋さんに飛び込んで食事にする。
これから山登りと言う事もあり、「月見うどん」なんぞを注文。
しかし、よ~く考えたら「タマゴ」消化がよくなかった気が… まっいいか。

昼食を済ませ、同行するメンハーと合流する為に待ち合わせ場所へと移動する。

数年前に考えられなかった事だが、携帯電話…これがホント便利!
今の生活の中で、無いと言うことは考えられない。
…と言うのも、この後メンバーさんがリタイアする場面があるが、携帯があったお陰で確認することが出来た。


新五合目出発 標高1980m 
吉田口より登山を開始する。
薄く雲が広がっているお陰で日差しによる暑さはなく、歩いていても空気が爽やかである。
今日の行程は七合目(標高2700m)にある山小屋・鎌岩館にたどり着く事が目標な訳で、意外とお気楽登山である。

麓から既に人は多い。
ゾロゾロその波に混ざっていよいよ富士登山が始まった。
by supika_bagus | 2006-09-04 23:14 |

富士登山 2

宿の鎌岩館までの所要時間は約2時間らしい。
しかし、今回参加の最高齢者は64歳。
富士登山初挑戦である。
とりあえず、高度に体を慣らすためカメさんの歩みで進んで行く。
元気な人はトットトット…まぁ宿で集合と言うことで、皆がそれぞれの速度で歩いた方がいいかもしれない。

空気が薄い為にすぐに呼吸が荒くなる。
深呼吸を繰り返しながら一歩一歩、おいっちに おいっちに…と数を数えるように歩数を進めていく。
斜面が急なこともあるかもしれないが、前かがみの為にどうしても視線が足元しか見ていない。

山小屋がちらほらと見え始めてきた。
どれが今晩泊まる小屋なのだろうか、下から数えて何件め…と教えられ数えては見るものの、まだ見えません。。。
すぐそこ・・・の感覚なのですがね~
ぜぃぜぃ。。。呼吸を整えつつ、亀歩行は続く。


16時

まだ~ 
どこ~

山小屋を通り過ぎる度に、つい聞いてしまう。
やっと看板が見えた!
空気は大分冷たくなってきている。

山小屋の入り口に入ると、すぐに広間があった。
とにかく靴を脱ぎたい。
畳に足を投げ出し、ホッと一息。
今晩の寝床を覗いてみると…二段の棚がありその中に布団が敷き詰められている状態。
男も女も区別はない。
が 一応は右が男、左が女…の様なルールがその場で出来上がった。

せんべい布団にペラツとした布団が一枚。
夕飯までの時間ごろ寝したが……寒い。。。
服を着込んだ状態で寝いてるのに 寒い。。。
つい先日、雪が降ったとか。。。

宿の人に何かかけるもの無いか…と聞くと、隅に積み上げられた毛布があった。
適当に使って下さいとのコト。
・・・ハッキリ言って、神経質な人は眠れない場所である。
いつ干したか分からないし、誰が寝たかも分からない。
極めつけ…見知らぬ虫が歩いていた。。。
私だって、ここが富士山でなければこんな場所で寝る気にはなれない。。。

18時
夕食の時間に起こされる。
カレーライス。
暖かいものが食べられるだけで、文句はありません。。。

この宿の位置は、夕日が沈むのとは反対側にある。
その為に、夕日が富士山を雲間に照らし出す『影富士』が見られるとの事。
興味津々カメラを片手に外に出てみる。
空気はかなり冷え込んでいる。

ここは、雲の上なんだなぁ~
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意外と夕日はのんびりと沈んで行く。
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刻々と変わっていく空の彩りを楽しみつつ、今夜の寒さが思いやられる。
今夜22時宿を出発して山頂を目指すこととなりそうだ。
本来なら午前1時でも間に合うらしいのだが、今日の混雑には宿の人もびっくりしていた。
山頂付近の渋滞を考えると、早目にでないと日の出に間に合わないかも。。。と

夕日に染まる雲とは反対の空、ふと影の様なものが見えてきた。
段々とその影が黒ずんできて、確かに富士山の影のような形になって来た。
ほほぉ~ これが『影富士』らしい。
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by supika_bagus | 2006-09-04 23:13 |

富士山 3

20時 
ごそごそと布団に潜る。
…が寒い 
寒いと感じ始めるとどうにも我慢が出来ない。
毛布を敷き詰めかき集め…もう汚いなんて言っていられない。

睡眠が取れたか? と言うと、取れません。。。

ひっきりなしに人が入ってきます。
そして、宿の人のボソボソとした説明が耳に入ります。
それが続くもので、寝た気がしません。
うつらうつらとしていたら、23時を知らせに宿の人が起こしに来た。

寒いです。
窓は真っ白に曇っている。
ゴソゴソと荷造りをしつつ外へ出ると、真冬の寒さ。
どんどんと体温が空気に奪われていく。
あわててレインコートを着込んでも、指先はジンジンする。

真っ暗な中ヘッドライトの灯りがチラチラと列を作り、山頂を目指して黙々と歩いる。
私達もこれからその一部となるのだ。

「それでは行きましょう。真っ暗ですので出来るだけ密集して行動して下さい。」
隊長の声か聞こえた。
いよいよ山頂。
真っ暗な足場を、頭に付けたライトの灯りが心もとなげに照らす。
足場が悪いので手も使わなければならない。
一つの岩の大きさが段々と大きくなって来た。

空気が薄い、冷たい…という事で数m歩くと息があがる。
眠気もあって気力が湧かない。
しかし、時間は限られている。
日の出前には山頂にたどり着かなければ意味がない。

見上げると山頂までずっと人並みが続いていて、歩調もゆっくりと成らざるを得ない。
ゆっくり…は呼吸が整っていいのだが。。。睡魔が襲ってくる。
気が付くと、立ったまま寝ている。
時間は午前0時を回った。
あと約5時間…先はまだまだ遠い。

冷たい空気を吸い込む為に喉が渇く。
水を飲む。
この水が外気に冷やされて、口に含むと氷水の様に冷たい。
その冷たさがそのままお腹に届くので、水を飲むと体が冷える気がする。

8合目半
グループの最高齢者の姿が見えない。
付き添いがいたので心配はないが、そろそろ疲労の色も濃く休憩も長くなっていたので、もしかしたらリタイアしたのか?

体が重い。
足が上がらない。
一歩一歩自分の体重を持ち上げるようにして登っていく。
空には満天の星空が広がっている。
星座の名前なんぞさっぱりだが、チカチカと瞬く星の煌きは飽くことなく眺めていられる。
時折空に流れ星が走る。
確認する…と言うよりは目の端に写った、と言うくらいなのたが、ずっと眺めていれば何個か流れ星を見つける事ができるだろう。

段々と空が白んできた。
ほのかに明るくなり、回りを確認できるようになった。
ぎっしりと並ぶ人 人…
何の目的でこれだけの人達が集まるのだろう。
ただ、山頂にたどり着く為にだけ?
その思いだけでここまで登れるのか…
by supika_bagus | 2006-09-04 23:12 |

富士山 4

午前4時
もう意識は眠っている。
立ち止まるとまぶたが閉じて……気が付くと寝ている。
ふっと周りのざわめきで目が覚める。

寒い

空は明るくなりこのままこの場所で日の出を見るのでは。。。と言う危惧さえある。

ノロノロと人の列は動き出す。

さすがに周りの人達も焦りの気持ちがあるのだろう、歩みが速くなって来た。
あれ?
今まで目の前に居たはずの仲間の姿が見えない。
どうやらはぐれた様だが、ここで探しても見つかるはずは無いし目指すの山頂。
そこで会えるだろう。
持ち上がらない足を持ち上げ最後の登頂。

ぜぃぜぃと吐く息が真っ白に顔にまとわりつく。

氷のような空気。
肺が痛む。

人を掻き分け山頂へと到着。
もう太陽がすぐにでも顔を出しそうな明るさだ。
どこか写真が撮れる場所は。。。
人垣から手を伸ばしてシャッターボタンを押そうとするのだが、指がかじかんでボタンが押せない。
両手で支えてようやくカメラを固定する。

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写真を撮る
たったこれだけの動作がこんなにも鈍いとは・・・
カメラが安定せずにブレてしまう。

すると急に目の前の人がすっと動いてくれた。
隙間に入り込みようやく安定した位置でカメラを構えることができた。

日の出…待っていると意外と太陽は昇らない。

「おぉーーー!」
一斉に声が沸き起こる。
太陽がゆっくりと昇り始めたのだ。
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なんと暖かく神々しい光だろう。
「ばんざーい」と叫ぶ人、静かに頭を下げまるで祈りを捧げているような人もいる。
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凍えた体が段々と温まっていく。
日の光って ありがたいものだ。

太陽がすっかり昇り 人垣も散りはじめようやく仲間と合流できた。
凍えた体に空っぽの胃袋。
宿で貰った朝食は「おにぎり」なのだが…氷のように冷たい。
しかし、これからの下山を考えると食べない訳にいかない。
山頂に登った距離を下山するのか。。。

見上げると抜けるよう青い空。

空気が澄んでいるので遠くの景色までよく見える。

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この場にじっとしている訳にも行かず、下山する事とする。


帰りは、ただひたすら下るのみ。
止まりたくても止まらない。。。
つま先に重心がかかり、段々と足に痛みが走る。
8合目でリタイアしていた仲間と合流。
寒さと疲労で山小屋に避難していたらしい。
懸命な判断だ。

何もない野っぱらを ただただ下る。
ヒザを痛めた人もでた。
まだ下り時間は3時間はかかるだろう。。。
仲間からストックを一本借りて、両手ストックで松葉杖の様にして歩くことにした。
いくらか足の負担は軽減されるはず・・・
途中に下山に疲れた人が利用出来るように「馬」がいた。
勿論有料。
値段は1万5千円。
ヒザを痛めている人はさすがに利用する道を選ぶ。

私は

う~む。。。。。。。
歩くことにする。

後で後悔することとなったのだが、この時点ではすぐに着くと思っていたのだ。

歩けども歩けども 最終地点が見えない。
この時間でも まだ登って来る人がいる。
11時だから山頂まではいかないのかな?

足引きずるようにして駐車場まで戻って来た。
下山時間はおおよそ6時間。
さすがにかかった。。。
足を痛めた私に付き合ってもらったので、かなりの時間のロスが出てしまったのだ。

自動販売機で飲み物を買って飲むが、飲んでまた直ぐに飲みたくなる。
空気が乾燥していたせいもあり、汗をかいていなくても かなり脱水症状を起こしているようだ。

近くの温泉で湯につかりながら体をほぐし、食事を取る。
食べたものがそのまま体に染み込むような そんな吸収の仕方だ。

日本一の山に登った!
私は二度目だが、これはやはり大きな自信となる。
やり遂げた!
この爽快感もある。
by supika_bagus | 2006-09-04 23:11 |

国師岳

国師岳
…と まぁ見ていただければよく分かりますが登山時間は短く、ほぼ山頂付近まで車で行かれます。。。
無精者登山者にはもって来いってトコです^^;
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車を駐車場に入れると既にそこの高度は2400m近く、歩き出すと息が切れます。
一歩一歩を踏みしめながら歩き出します。

2400mってかなり高いんですよね。
下の道を車で走って来た時の方が数段景色が良かった様な気がします。
風が強いのでしょう 木がなぎ倒されていたりします。
幹も細く、虫が入り込んでいるせいか木肌がむけています。
土砂崩れも多く見かけられ、登山道は木で作られた階段が続いていたり…とかなり舗装されています。
湿気が多い山なのでしょうか、苔も多く湧水も流れしっとりとした空気が全体を覆っています。
高山植物・・・と言うほど花は少なく、まだ季節が早いのかな???
もう少しすると、花が咲き始めるのかもしれません。

山裾から、沸き立つ様な雲が周りを覆い下界への視界が遮られ、どんな景色なのかわかりません。
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山が重なり合った地形なので遠く見渡せればよかったのですがね~
天候はほどよく曇り空、時折太陽が顔を出します。
風はカラリとしていて肌寒いくらいで、汗をかいても流れる程にはなりません。

ようやく木立が途切れ視界が開けてきました。
「山頂みたいだよ」
苦しい呼吸も一息つけます。
「記念写真を撮ろう 並んで」
……
えっ???
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看板を見ると 『前国師岳』??? と言う事は…
あ・・・まだ道が見えています。。。。

でも まぁ看板から歩いてすぐが頂上でした。
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頂上といっても岩の重なり合った狭い場所で、お尻の座りもあまり良くなく、急ぎお昼を食べて下山。
帰りは道もいいのでトットト

帰りの途中山小屋に立ち寄りました。
行きに気が付いたのですが、山小屋の周りには薪が高く積まれていたので、冬も使っているのでしょう。
この小屋の裏手に『水』と言う文字があったのです。
中に入るとホースから水がザーザーと流れています。
自由にどうぞ…と言う事なのですが、注意書きがあります。
「2ℓ以上のお持ち帰りは有料となります」
きっとポリタンク等で持ち帰る人がいるのでしょうね。

飲んでみると
これが冷たくて甘味があっておいしいんです。
水にも味があるってつくづく感じました。

そして本日のメインイベント
はやぶさ温泉
普通のお宅の様な造りで、玄関を入って左が厨房、右側が広間になっていてお風呂から上がるとごろ寝ができる様になっています。
お風呂はこじんまりとした作りでカランが8個程。
内湯と露天があります。
お湯の温度は露天はぬるめです。
源泉を冷まして入れているらしいのですが、お湯は透明で硫黄の匂いがします。

珍しいのは、普通シャワーから出るお湯は温泉水ではないのですが、ここはシャワーも温泉、飲むこともできます。
持ち帰りもできるとの事で、ペットボトル持参のお客さんも見かけます。
飲んでみましたが、やはり硫黄の匂いは鼻につきます。
お風呂あがり、肌がつるんつるんとして気持ちがいいです。
こんなお風呂だったら毎日入りたいなぁ~と、一日を満喫してきました。
by supika_bagus | 2006-06-24 16:56 |

茶臼岳

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シュワシュワと音を立てて立ち上る蒸気。
なかなかの迫力がある。
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岩が黄色味を帯びているのは、硫黄の色。
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真っ暗な雲が切れ、日の光がふりそそぐ。
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by supika_bagus | 2004-09-03 15:27 |

思いついた時だけ更新のだらだら写真館と旅日記☆


by supika_bagus