富士登山 2

宿の鎌岩館までの所要時間は約2時間らしい。
しかし、今回参加の最高齢者は64歳。
富士登山初挑戦である。
とりあえず、高度に体を慣らすためカメさんの歩みで進んで行く。
元気な人はトットトット…まぁ宿で集合と言うことで、皆がそれぞれの速度で歩いた方がいいかもしれない。

空気が薄い為にすぐに呼吸が荒くなる。
深呼吸を繰り返しながら一歩一歩、おいっちに おいっちに…と数を数えるように歩数を進めていく。
斜面が急なこともあるかもしれないが、前かがみの為にどうしても視線が足元しか見ていない。

山小屋がちらほらと見え始めてきた。
どれが今晩泊まる小屋なのだろうか、下から数えて何件め…と教えられ数えては見るものの、まだ見えません。。。
すぐそこ・・・の感覚なのですがね~
ぜぃぜぃ。。。呼吸を整えつつ、亀歩行は続く。


16時

まだ~ 
どこ~

山小屋を通り過ぎる度に、つい聞いてしまう。
やっと看板が見えた!
空気は大分冷たくなってきている。

山小屋の入り口に入ると、すぐに広間があった。
とにかく靴を脱ぎたい。
畳に足を投げ出し、ホッと一息。
今晩の寝床を覗いてみると…二段の棚がありその中に布団が敷き詰められている状態。
男も女も区別はない。
が 一応は右が男、左が女…の様なルールがその場で出来上がった。

せんべい布団にペラツとした布団が一枚。
夕飯までの時間ごろ寝したが……寒い。。。
服を着込んだ状態で寝いてるのに 寒い。。。
つい先日、雪が降ったとか。。。

宿の人に何かかけるもの無いか…と聞くと、隅に積み上げられた毛布があった。
適当に使って下さいとのコト。
・・・ハッキリ言って、神経質な人は眠れない場所である。
いつ干したか分からないし、誰が寝たかも分からない。
極めつけ…見知らぬ虫が歩いていた。。。
私だって、ここが富士山でなければこんな場所で寝る気にはなれない。。。

18時
夕食の時間に起こされる。
カレーライス。
暖かいものが食べられるだけで、文句はありません。。。

この宿の位置は、夕日が沈むのとは反対側にある。
その為に、夕日が富士山を雲間に照らし出す『影富士』が見られるとの事。
興味津々カメラを片手に外に出てみる。
空気はかなり冷え込んでいる。

ここは、雲の上なんだなぁ~
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意外と夕日はのんびりと沈んで行く。
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刻々と変わっていく空の彩りを楽しみつつ、今夜の寒さが思いやられる。
今夜22時宿を出発して山頂を目指すこととなりそうだ。
本来なら午前1時でも間に合うらしいのだが、今日の混雑には宿の人もびっくりしていた。
山頂付近の渋滞を考えると、早目にでないと日の出に間に合わないかも。。。と

夕日に染まる雲とは反対の空、ふと影の様なものが見えてきた。
段々とその影が黒ずんできて、確かに富士山の影のような形になって来た。
ほほぉ~ これが『影富士』らしい。
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by supika_bagus | 2006-09-04 23:13 |

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